フランス産セプタリアン/アンモナイト Septarian/Ammonite 1653

フランス産セプタリアン/アンモナイト Septarian/Ammonite

フランス南東部ドローム県ボーヴォワザン産、アンモナイトの化石が共生した非常に珍しいセプタリアン（鏡面研磨）です。
セプタリアンは、粘土質の堆積岩が乾燥・収縮する過程で生じた亀裂に、炭酸カルシウムや方解石、アラゴナイトなどの鉱物が二次的に充填されて形成される構造岩で、その内部に星状や樹枝状の模様を描くのが特徴です。
その発生の起点となった有機物がアンモナイトそのものであり、灰青色のなかに、黒褐色の脈が星状に広がる姿は、生と無機の境界が結晶化したような印象を与えます。

88x72x32 mm
Beauvoisin, Nyons, Drôme, Auvergne-Rhône-Alpes, France

no1653